今回は最も基本的なコーポレートサイトの制作について解説します。
最も重要な 「どのような情報を掲載するのか」 に絞ってお伝えします。
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なぜコーポレートサイトを制作するのか?
コーポレートサイトはサイトの基本です。
会社を設立してから多くの場面で必要になります。
例えば、下記のように非常に利用する機会は多いです。
- 会社登記の時
- 銀行に法人口座を作る時
- 名刺を作る際
- 取引先に自社を紹介する時
- 不特定多数の人に自社の存在を知ってもらいたい時
多くの人に見られる機会がある会社のホームページは 「会社の顔」 です。
是非 会社の特徴をとらえた第一印象に残るサイトを制作しましょう。
(参考) サイトの種類と役割について
種類 | 役割 |
コーポレートサイト | 認知度向上・企業価値向上 |
ECサイト | 商品販売 |
キャンペーンサイト | 認知度向上(ブランディング) |
情報掲載サイト | アクセス数増加による広告収入 |
商品サポートサイト | お問い合わせ対応、対応コスト削減 |
コーポレートサイト制作(情報編)
事前に情報を整理することが何より重要です。
基本となる情報を先ずはまとめておきましょう。
企業理念
「企業理念・CI(Corporate Identity)」「代表メッセージ」のコンテンツは制定しましょう。
デザインやビジュアルにも企業の理念、姿勢を反映させ一体感を持たせましょう。
企業情報
企業情報のメインになります。企業概要ページとして情報掲載される場合が多いです。
歴史・沿革は設立から節目のイベントまで発展していることを効果的に書きましょう。
事業内容は分かりやすく詳細に記述してください。重要なものから順番に書くとSEO的にも効果的です。
アクセスマップはGoogleマップを埋め込むとより視覚的にも見やすく、スマホサイトで見た場合に誘導もできるため便利性も高まります。
商品情報
商品・サービス情報は会社の売上に直接つながる部分になります。
文章だけではなく写真、操作性も考えながら制作していきましょう。
購入方法はBtoC商品であればネット販売、店舗販売、カタログ販売、BtoB商品であれば代理店販売が考えられます。
いずれも下記に挙げるこだわり、自社の特徴を強調し他社との違いを明確化していきましょう。
それ以外にも問い合わせ窓口、注意点についても、明確に記入することで購入前の不安定低減やトラブル減少に努めましょう。
IR情報
投資家向けの情報になる為 上場企業が対象のコンテンツになります。
株主向け情報であれば「決算短信」「有価証券報告書」「年次報告書」「アニュアルレポート」といったものがあります。
IRイベント情報であれば「投資家説明会」「株主総会」が中心になります。
採用情報
自社の採用情報を見ているユーザーは意欲の強い応募者が中心になります。
求人サイトでは伝わらない自社の雰囲気や魅力について効果的に伝えましょう。
採用基本情報としては職種、募集時期、人数、仕事内容、勤務地、勤務時間、手当、休日などを過不足なく記載することはもちろん、企業からの採用メッセージ(人物像、先輩メッセージ、1日のスケジュール、競合他社との違い、働く魅力)で魅力を伝え、その上で迷うことなく応募関連情報(応募方法、選考フロー)に誘導してあげましょう
コーポレートサイト制作(情報設計編)
より情報に深みを出すためにビジネス全体のことを考え、情報を整理しホームページの設計に役立てましょう。
自社分析
- 企業としての歩み、沿革
- 企業理念や価値観、風土
- 売上推移、業界シェア
- 製品、価格、プロモーション、流通(4P分析)
- ビジネス課題
- 今後の改善、将来的なビジョン
社分析
- 現在のビジネス分析(5W1H)
- 顧客、競合、自社との関係(3C分析)
- 強み、弱み、機会、脅威について(SWOT分析)
ターゲット分析
下記のようなターゲット分析しながら、カスタマージャーニマップを制作していきます。
- 顧客満足度(UX:User Experience)
- ペルソナによるターゲットの明確化
- ユーザー行動の変化
- 消費者心理 AIDMA (Attention(注意)、Interest(関心)、Desire(欲求)、Memory(記憶)、Action(行動))
- 消費者心理(現代版) AISAS (Attention(注意)、Interest(関心)、Search(検索)、Action(行動)、Share(共有))
サイト制作(目標設定編)
よく使用される目標指標は下記の3つがあげられる。
- KGI(KeyGoalIndicator:経営目標達成指標)・・・達成すべき目標を定量的な指標で表したもの
- CSF(CriticalSuccessFactor:重要成功要因)・・・目標達成のために何をすべきかという要素
- KPI(KeyPerformanceIndicator:重要業績評価指標)・・・行動結果を定量的な指標で表したもの
例) 自社の知名度向上が目的の場合
KGIは アクセス数月間100PV とする。
CSFは既存顧客へは新サービスをDM、カタログを使ったプロモーション、新規顧客はインターネット広告やテレビCMからのサイト誘導数が考えられる。(顧客を既存顧客と新規顧客に分けた場合)
KPIはDMからの誘導10万PV、カタログから20万PV、インターネット広告20万PV、テレビCMから50万PVなどと細分化できる。