今回は、飲食店のインターネット広告を使ってのWeb集客について解説します。
「インターネット広告」と聞くとみなさんどのような印象を受けますでしょうか?
- パソコンやスマホに表示される広告
- GoogleやYahooの広告(=検索結果の上位に表示される広告)
- 周りでも使った人は少なく、今まで使ったことがない
- チラシや雑誌広告、TV広告と比べると難しそう
- 広告掲載期間や費用がいくらかかるか分からない
上記のような感想が多いのではないでしょうか?
飲食店でいうと飲食ポータルサイト(食べログ、グルナビ、ホットペッパー)しかインターネット広告を集客に活用されてないように思われます。
今回は飲食店向けのインターネット広告について紹介していきます。
スポンサードリンク目次
広告が表示される場所
掲載される場所は大きく分けて2箇所あります。
- Google、Yahooの検索結果上部
- ニュースサイトやブログ
検索結果上部とニュースサイトに表示される場合は下記のような違いがります。
一般的には先ずは賢作連動広告、その後にディスプレイ広告を試す場合が多い。
検索連動型広告 | ディスプレイ広告 | |
表示位置 | 検索結果上部 | ニュースサイト、ブログ |
ユーザー | 興味・関心が高い | 少し興味がある程度 |
広告 | 文章 | 文字と画像 |
費用(目安) | 月3万円〜 | 月1万円〜 |
契約期間 | 1ヶ月〜 | 1ヶ月〜 |
検索結果上部
Google検索(居酒屋-新宿)
Googleの場合 検索結果の上部に4つ広告が表示されます。
見出しと説明文が表示されることが基本ですが、上級の設定によって住所、電話番号、サービス内容を表示させることもできます。
また、定休日や営業時間外には広告を表示させないことも可能です。
ニュースサイトやブログ
livedoor(ディスプレイ広告)
Googleの場合 提携しているLivedoorやAmbloなどの大手ニュースサイトから個人のブログまで幅広く広告を表示させることができます。
ディスプレイ広告の魅力としては何と言っても画像でアピールできる点です。
言葉では伝わりにくい出来上がったばかりの料理(※シズル感が出ている写真)の写真、店内の雰囲気などを伝えることが可能です。
インターネットで飲食店を探している人の数
「飲食店」というキーワードでの検索は月間11万件ほどの検索があります。
飲食店というキーワードでSEO対策する人はいないと思いますが、当たり前ですが関連するキーワードの方が検索数が多いのが現状です。
例えばラーメンは月間検索数67万件、居酒屋は月間検索数25万件、カフェは月間検索数25万件、カレーは月間検索数17万件、焼き鳥は月間検索数9万件、牛丼は月間検索数7万件、中華は月間検索数6万件です。
焼き鳥よりカレーの方が検索数が多いのと、牛丼で調べる人が多くてびっくりです。(牛丼屋って駅前に大体あるような。)
飲食店は数が多い為 優先順位としては飲食ポータル、口コミ対策、その次にメディアへの露出、インターネット広告に対策していくのが王道です。
また、今回 紹介はしないですが「新宿 居酒屋」のように地域名で広告も出せますが、ホットペッパーや食べログも同じように表示されるのでかなり個性が強い店でないと効果は見えづらいです。
キーワード | 月間検索数 | 広告単価(1クリック当たりの料金) |
ラーメン | 673,000 | 34 |
焼肉 | 301,000 | 82 |
居酒屋 | 246,000 | 106 |
カフェ | 246,000 | 139 |
鳥 貴族 | 201,000 | 22 |
カレー | 165,000 | 31 |
食事 | 135,000 | 153 |
飲食 店 | 110,000 | 79 |
なか卯 | 110,000 | 3 |
焼き鳥 | 90,500 | 35 |
喫茶店 | 90,500 | 90 |
チャンピオン | 90,500 | 11 |
サンマルク カフェ | 90,500 | 31 |
パン ケーキ | 90,500 | 42 |
牛 丼 | 74,000 | 105 |
中華 | 60,500 | 9 |
ココイチ メニュー | 60,500 | 25 |
グルメ | 60,500 | 116 |
ラーメン 屋 | 60,500 | 29 |
和食 | 60,500 | 62 |
喜多方 ラーメン | 49,500 | 8 |
近く の ラーメン 屋 | 49,500 | 56 |
ゴーゴー カレー | 49,500 | 42 |
カレー レシピ | 40,500 | 27 |
家系 ラーメン | 40,500 | 73 |
どん亭 | 33,100 | 37 |
チキン ラーメン | 33,100 | 22 |
徳島 ラーメン | 33,100 | 14 |
佐野 ラーメン | 33,100 | 29 |
スープ カレー | 33,100 | 24 |
ラーメン ショップ | 33,100 | 5 |
土間 土間 | 33,100 | 92 |
尾道 ラーメン | 27,100 | 44 |
博多 ラーメン | 27,100 | 32 |
明石 焼き | 22,200 | 20 |
ラーメン ランキング | 22,200 | 16 |
インスタント ラーメン | 22,200 | 20 |
味噌 ラーメン | 22,200 | 6 |
費用対効果
費用が発生するタイミング
インターネット広告の場合 クリックされて初めて費用がかかります。
初期費用や月額使用料などは一切かかりません。クリックされた費用のみ請求されます。
上記の表では一番右の広告単価がクリックされた際の費用を表します。
キーワード「新宿 居酒屋」のクリック価格
2016年8月現在で90円となります。
インターネット広告の費用対効果について
キーワード「新宿 居酒屋」のクリック単価 90円を計算に使用した場合 下記となります。
- 1問い合わせ費用 2,700円 = クリック率3%(100クリック中3人が問い合わせした場合) × クリック単価90円
これだけ見るとかなり割高な印象です。しかし、さらにニッチなキーワードを探しだし、広告文を工夫しクリック率を上げることは可能です。
費用対効果の改善方法
下記のような方法で改善を行うことができます。
- 配信方法を設定する (=配信地域を商圏に設定、配信時間を営業時間に設定するなど)
- 広告文を工夫する (=強みを強調した広告文にすることで想定したユーザーを流入させます)
- ホームページを改善 (=メリットが理解しやすいレイアウト、必要最低限の問い合わせフォームに変更など)
まとめ
飲食店でインターネット広告を効果的に利用したい場合は下記を気を付けましょう。
- 事前準備を行う (ターゲット、宣伝したい商品の確認)
- インターネット広告の選定 (Google OR Yahoo、検索連動広告 OR ディスプレイ広告)
- インターネット広告の設定確認 (キーワード、広告文、配信時間、配信地域)
- 効果検証 (=クリック数、問い合わせ数、費用など)
- 改善 (=どこが良かったか?悪かったのか?想定通りのユーザーの問い合わせはあったか?)