今回はリフォーム会社のSNS集客について解説したいと思います。
リフォームというと頻繁に利用するサービスではないためテレビだけの印象だと「ぼったくられる」「だまされそう」「思った通りにやってもらえるか不安・・・」などと思われる方もいるのではないでしょうか。
テレビなどで老人の家に悪徳リフォーム業者が不要な工事をするというようなVTRも私は見たことがあります。
ということで今回はより身近に感じてもらえるように情報発信をされているリフォーム会社のSNSについて紹介したいと思います。
スポンサードリンク目次
SNSで何を発信したらいいのか?
どのようなSNSを使うかの前に、先ずは目的と発信する情報について確認していきましょう。
SNSを活用する目的
ホームページがあるのになぜSNSを使用するのでしょうか?
これはインターネット広告でも言えることですが「単純接触法則」が関係します。
人間は自分の専門外の分野に対しては、接触回数が多いものを選ぶ傾向があります。
これは接触回数が多いものほど、よく知っていると思い込みリスクと感じづらくなるためになります。
そのため多くの企業でSNSを利用し、必要な情報を発信するようになっています。
SNSの利用上の注意点
これもよく言われることですが、SNSを仕事で使っている人は少ないです。
多くの方がSNSを「暇つぶしやプライベート感覚」で使用しています。
その為 あまりにも専門的な話や真面目な印象を与えるものは、自社ホームページで発信するようにしましょう。
SNSの配信頻度、配信内容
SNSをうまく活用している企業は情報発信の頻度や内容にも気を配って発信しています。
情報の発信頻度は「週1〜数回を目安」に邪魔すぎず意識してもらえる感覚で行いましょう。
情報の発信時間は「朝の通勤時間、昼休み、夕方退勤時間」がよく読まれる傾向があります。
情報の内容は「思わずクリックする情報(=お得な情報、面白いネタ)」であればいいと思います。登録してもらっているユーザーに応じて臨機応変にすることが大事です。
どのようなSNSを利用するべきか?
現在 日本で使用されている代表的なSNSとしては下記が挙げられます。
- Facebook・・・個人及びビジネス利用でも世界最大SNS
- Twitter・・・情報共有、イベントの告知などがメイン
- LINE・・・LINE@が法人向けにリリースされているがまだ利用は一部のみ
- Instagram・・・写真がメインでよりプライベート色が強い。アパレル、飲食がメイン
- LinkedIn・・・ビジネス向けSNS、取引先との登録や中途採用で使うケース多い
- Google+・・・Google検索に連動、ホームページを作成したら登録はしておきたい
今回はFacebook、Twitterに絞って紹介したいと思います。
Facebookビジネスページ(リフォーム編)
Facebookの検索ボックスから「リフォーム」と検索して表示されたものをいくつか取り上げたいと思います。
株式会社LIXIL
株式会社LIXIL Facebook
Facebookビジネスページ: 株式会社LIXIL
コメント: 最大手住宅設備メーカーの株式会社LIXILさんのFacebookページになります。やっぱりこうみると住宅関連は出来上がりの第一印象が大事なので写真が命ですね。。LIXIL商品だけでなく無料点検やエコキャンペーンについての情報を掲載しています。
積水ハウス
積水ハウス Facebook
Facebookビジネスページ: 積水ハウス
コメント: 日本を代表する大手ハウスメーカー積水ハウス様のFacebookページです。こちらはSNSの特性を生かして自宅住宅写真のコンテストなどを実施し、写真を募集しています。それ以外では子供が参加できるキャンプや社員紹介、ボランティア活動などを取材したものを掲載されています。
旭化成ホームズ(へーベルハウス)
旭化成ホームズ(へーベルハウス) Facebook
Facebookビジネスページ: 旭化成ホームズ(へーベルハウス)
コメント: こちらも大手ハウスメーカーん旭化成ホームズ「へーベルハウス」のFacebookページです。残念なのが2012年から投稿していない点です。今までの実績も多くファンも多いと思うのにちょっともったいない。。。再開期待しています!
Facebookの活用方法
Facebookをやっている方は多いですが、企業向けのFacebookページを作成したことがある方は多くはないのではないでしょうか?
今回はFacebookページの効果的な活用方法を説明していきます。
Facebookビジネスページの作成
Facebookには「Facebookビジネスページ」と「個人アカウント」の2種類があります。
下記のような違いがあります。法人や個人事業主はFacebookビジネスページを作成しましょう。
Facebookビジネスページ | 個人アカウント | |
管理者 | 複数人 | 1人 |
友達登録可能数 | 上限なし | 原則5,000人 |
Facebook広告 | 使用可能 | 不可 |
アクセス解析 | 使用可能 | 不可 |
Facebookの投稿内容
Facebookビジネスページを開設したら行いたいのが基本情報や運用ルールの設定です。
下記のことに気を付けながら作成を行っていきましょう。
- 基本情報(会社名、屋号、住所、電話番号、メールアドレスなど)
- 画像(トップ画像、プロフィール画像、商品画像、スタッフ画像など)
- 運用ルール(管理者、HPや他のSNSとの関係、文章のトーンマナー、投稿頻度、コメント・問い合わせ対応、効果検証)
Facebookの目標設定
日々思ったことを投稿することもいいですが、せっかくなら「目的・目標」を設定しましょう!
目的、目標を設定することで運用のモチベーションにつながり、意欲的にFacebookページを更新できます。
パターン1 売り上げを上げたい。
Facebookを通して売り上げを上げたい場合は消費者が喜ぶ情報を発信していきましょう。
目標数字としては「自社サイトへの誘導やファン数、いいね!数」になります。
- 商品情報
- イベント
- セール、クーポン
- 動画プロモーション
パターン2 お客様との距離を縮めたい。
既に来店されたことのあるお客様、商品を購入してくれたお客様にはお得で少し深い情報を発信していきましょう。
目標としては「いいね!数、リーチ数、エンゲージメント率」になります。
- 商品の普通では気づかない使い方
- スタッフ内の内輪情報
- 商品の雑誌掲載、テレビ放送情報
パターン3 スタッフ採用、社内スタッフ研修で使用したい。
最近多いのがスタッフ採用をはじめとした人事情報の発信です。
目標としては「社員のファン数、募集職種での応募数、採用数」になります。
- アルバイト募集、採用情報(募集職種、勤務地)
- 社内の雰囲気、仕事内容
- 社内スタッフの紹介、会社の事業内容
Twitterアカウント(リフォーム編)
リフォームを含めた住宅情報は本気で探している方が多く、専門性が高いため網羅的な情報を扱っているサイトを重要視する傾向があります。Twitterはリアルタイム性に強みがあるメディアのためリフォームには合わないのでは?とは考えてしまいますが、アカウントがいくつかありますので紹介していきたいと思います。
リフォーム産業新聞
リフォーム産業新聞 Twitter
Twitterページ: リフォーム産業新聞
コメント: リフォーム業界の専門誌「リフォーム産業新聞」です。自社サイトの更新記事を毎回Twitterでつぶやいています。確かにこういう使い方はありですね・・・
リフォームコンパス
リフォームコンパス Twitter
Twitterページ: リフォームコンパス
コメント: リフォームアドバイスサイトの「リフォームコンパス」です。4月からぱったり更新が止まっていますが、担当者やめてしまったのかな・・・以前はしっかり運用していただけに少し残念です。自社サイトやFacebookページにリンクを張っています。
リフォーム会社 株式会社effort
リフォーム会社 株式会社effort Twitter
Twitterページ: リフォーム会社 株式会社effort
コメント: 神奈川県で営業を行われているリフォーム会社「株式会社effort」さんです。美容室のリフォーム・改装を中心に対応されているようできれいな写真が多く、写真映えがします!少し間は空きつつも定期的にマイペースでつぶやかれています。これくらいの緩さで運用するのも負担が少なくありですね。
ジョイフル本田リフォーム
ジョイフル本田リフォーム Twitter
Twitterページ: ジョイフル本田リフォーム
コメント: ホームセンターとして有名なジョイフル本田のリフォームサービス「ジョイフル本田イリフォーム」です。実店舗のイベント情報を中心にリフォーム以外の情報も発信されています。別サービスのお客様にもリフォームについて自然にお知らせすることができる好例です。
Twitterの活用方法
TwitterはFacebookと並んで人気のSNSの一つです。また、他のSNSと比べても気楽に更新できることが特徴です。
今回はTwitterの効果的な活用方法を説明していきます。
Twitterアカウントの作成
Twitterでは個人アカウントも法人アカウントも作り方は一緒で機能に差はありません。
先ずはアカウントの取得から行っていきましょう。(参考) Twitterトップページ
Twitterの投稿内容
Facebookと同様にTwitterでも基本情報をしっかり記入することは必須である。
下記のことにもれなく記入を行っていきましょう。
- 基本情報(会社名、屋号、住所、電話番号、メールアドレスなど)
- 画像(トップ画像、プロフィール画像、商品画像、スタッフ画像など)
- 運用ルール(管理者、HPや他のSNSとの関係、文章のトーンマナー、投稿頻度、コメント・問い合わせ対応、効果検証)
Twitterの目標設定
Twitterを真剣に見ている人は少ないため先ずは興味を持ってもらえるようなつぶやきをしていきましょう。
その上で目的、目標を設定することで意欲的にTwitterアカウントの運用をすることができます。
Twitterの活用ポイント
活用するポイントとして「フォロー数」、「リツイート数」、「ハッシュタグ」があります。
フォロー数の増加
つぶやくとフォローしている方のタイムラインに情報が表示されるようになります。
そのためTwitterで自社の情報を発信したい方には「フォロー数(=ファン数)」を目標とするといいでしょう。
リツイートの獲得
「フォロー数」が増えてきたら次は「リツイート数」を意識していきましょう。
これはフォローしてくれた人がどれだけ友達に拡散してくれたかの指標になります。
ハッシュタグの活用
より活用するために「ハッシュタグ」も利用していきましょう。ハッシュタグとはコメントにタグ付けすることになります。
利用方法は簡単で「#(文字列)」とすることでそのツイートをタグ付けしたことになります。
例えば「#○○キャンペーン」とすれば、これを検索することで誰がこのキャンペーンに参加しているかがわかり、参加した同士で互いのツイート内容なども検索できるようになります。